G・マークブログ#16 「〇〇のてっぺん」
この、のどかな風景、どこだと思いますか?
実は大阪なんです。
正式には、大阪府豊能郡(とよのぐん)能勢町(のせちょう)
大阪府の最北端に位置するので、能勢町には
“おおさかのてっぺん” というキャッチフレーズが付いています。
そして、この能勢では200年もの昔から素浄瑠璃(太夫と三味線のみの演奏形式)が盛んで、
「浄瑠璃の里」としても親しまれています。
今月のHST38は、能勢町にある淨るりシアターで、毎年6月に行われる人形浄瑠璃一座
『鹿角座(ろっかくざ)』の定期公演の字幕を担当しました。
今年はなんと淨るりシアター開館25周年。
そして能勢人形浄瑠璃デビュー20周年という記念の公演。
地元の人々が「文楽」の技芸員から直接指導を受け、この日のために稽古に励んできました。
そんな日々の研さんをお披露目する大切な公演ですから、
私も舞台稽古から通い、皆さんと同じように緊張しながら本番に臨みました。
さて、この下の画像・・・
萌え萌えキャラ全開ですが、これ、実は能勢町公認のPRキャラクターで
お浄とるりりんと言います。
左が愛称:お浄 こと西野 浄(にしのきよ)、
右が愛称:るりりん こと木勢るり(きせるり)です。
※youtubeから二人の活躍を見ることができます。
このお浄とるりりん、これまで定期公演に映像での出演はあったのですが、
今回の公演で、ついに人形になって画面から飛び出してしまいました。
それがこれ!
萌えキャラと言っても侮るなかれ、作者は徳島の人形師、甘利洋一郎さん。
この方は鹿角座で遣われる人形はじめ、国立文楽劇場のロビーに飾られている
「くいだおれ太郎」の文楽人形なども作られた著名な方。
館長のご好意で人形を近くで見せていただいたら肌の質感まで本格的。
お浄とるりりんの人形がサプライズで登場すると、客席の皆さんも驚いた様子でした。
写真にも映っていますが、大入り袋と一緒にいただいたのは、
本公演記念のマシュマロ。
カーテンコールで前代未聞の「マシュマロ撒き」が行われたのですが、
マシュマロが軽すぎてなかなか飛んでいかないというハプニングもあり…
そんなこんなで盛況のうちに二日間の公演も無事に終わり、私もほっと一安心。
また来年も呼んでもらえたらいいなあ…と、帰りのバスに揺られながら思った次第です。
現場からは以上です。
コメント
コメントを投稿