Gマークブログ #53「歌舞伎と刀剣~太刀盗人~」
皆さんこんにちは!
食欲の秋!芸術の秋!がやってきました。
今回は、10月国立劇場の音声ガイド・イヤホンガイドの制作に携わりましたので、
ある演目についてご紹介したいと思います!!
【歌舞伎×刀剣乱舞 第二弾!】
歌舞伎には、刀が登場する演目が数多くあります。
お家の重宝だったり、妖刀だったり…演目はさまざま。
10月国立劇場で上演されている演目「太刀盗人」もその一つです。
【物語】田舎から京にやってきた万兵衛が所持している太刀を、スリの常習犯の九郎兵衛が目をつけて奪おうとします…が、万兵衛がスリに気がつき難を逃れますが、スリの九郎兵衛が「太刀は自分のものだ」と大騒ぎ。
そこに、国司の代理人・偉い人が現れ、太刀の由来などを二人それぞれに聞いて、どちらが真の持ち主かを見定めるといった内容です。明るく楽しい一幕45分の演目です。
審神者の皆さんお待たせしました!!
この演目にでてくる太刀は、「五郎入道正宗の太刀」でございます。
そう、刀剣乱舞でお迎えするのが難しい短刀 日向正宗と同じ刀工です!
歌舞伎で刀がでてくる演目は多いですが、ここまで「刀」に注目している演目は珍しいです。刀剣乱舞の審神者のみなさんには、親しみやすい作品ではないでしょうか。
そうそう、この演目では、もう一つ刀の名を聞く事が出来ます。それは「小狐丸」。
能でお馴染みの「小鍛治」、
刀剣乱舞では三条の刀・狐の耳が印象的な「小狐丸」でございます。
お芝居の詞章で、「神の力の稲荷山 三つの灯火明らかに 小狐丸と伝えしは…」というくだりがあるのですが、ここで、小狐丸を連想させるある仕草があるので、要チェック!
また、鍛刀する仕草もあるので、こちらもお見逃しなく。
刀剣乱舞をよく知らないわという方、キャラクターの物語や衣裳など、非常に凝っておりますので、ぜひ、日向正宗、小狐丸をチェックしてみてはいかがでしょうか。
♪イヤホンガイドでは、舞台に合わせて、演目の隅から隅まで余すことなく解説させていただきますので、ぜひ劇場ではご利用くださいませ。
開演前に聞ける解説も販売しておりますので、そちらもご贔屓に。
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