G・マークブログ#8 「気分はミクロの決死圏」

1970年に開催され、半年で6400万人が来場したとされる日本万国博覧会。

そのシンボルでもあり、現在でも同じ場所に立ち続けている『太陽の塔』。



万博閉幕から手つかずのままだった塔の内部が、大掛かりな修復作業や耐震工事を経て今年3月から48年ぶりに一般公開されています。


圧巻なのはやはり、生命(せいめい)の樹。




塔の内部は撮影禁止なのでチケットをアップしますが、

生命の樹は、戦後、目覚ましい発展を遂げた日本を支えた化学の進歩に、作者の岡本太郎が真っ向から挑戦するような強烈なインパクトを与えてくれます。

見学者は原始生物から人類に至る進化の過程を見ながら上の層へと昇って行きます。「生命の樹」は183体もの生物のオブジェに彩られています。

BGMは黛敏郎の『生命の賛歌』。これも同時かかっていたものです。
その鼓動のような、呼吸のような、ゆったりとしたテンポは、
この塔が生きているような錯覚さえ覚えさせます。

今回新たに設置されたオブジェのほとんどはリメイクされたもの。
しかし、当時のままの物も数体あり、なかでもゴリラはあえて朽ち果て内部がむき出しになった状態で展示され、48年の歳月を感じさせてくれます。





生命の樹だけでなく、万博後行方不明になっていた「地底の太陽」をフィギュアで有名な海洋堂がリメイクしたものも見ごたえがあります。

また、当時はエスカレーターが付いていて外に出られたという塔の腕の部分。
これは必見です。まるで宇宙船の内部のようにビッチリ組み込まれた鉄骨はもはや芸術の域です。できればここだけあと10分は見たかった…。
(時間制なのでゆっくり見ることができないのです。)




最後に、今回の内部見学にあたって参考にしたのがこの本→

ものすごく面白いです。

設計やデザイン、すべての面で破格だった『太陽の塔』。

それを本の帯にもあるように、20~30代の若者たちが担ったという驚き。

いまでは3Dプリンタやパソコンで簡単になんでも作ることができます。でも当時は設計図は一から人間の手で描いていた。
そんな状態から、岡本太郎が作った小さな見本の塔をいかにして実寸計算して設計図に描き込んでいったのか。

お金のためではなく、プライドを賭け未知の世界に挑んだ男たちの姿が熱い。



USJのついででもイイけれど、これをメインに大阪旅行を計画するのも悪くないと思います。
ただWEB予約を忘れないでくださいね。

                                                                                                                                                  @HST38




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